桜と言えば

平成のはじめくらいまでなら世の中的にはだいたい染井吉野のこと、だった気がするが、河津桜の名前が知られるようになってからは少々変わってきたかもしれない。まぁあれは元々早咲の品種だから吉野より早く話題になって当然なんだが。

新宿駅東南口には高遠小彼岸桜が植えられている。あれはもう少し後に咲いたはず。

今の時期の新宿御苑なら毎週違う品種の桜が咲いている。いつ頃だったか、ウコンと言う品種の花を見てちょっと驚いたことを思い出す。

 

先日ホームセンターの園芸コーナーを叔母と通りがかった時に、桜の木の鉢植えを見つけた。吉野と河津。まだ1mほどしかなく、花が咲く気配もない。

それを見て叔母が「この前あそこの河津桜が咲き始めた」と。

聞くと、そんな趣味は無かったはずだが父が生前近くにある学校に河津桜を3本送っていると言う。敷地のどこに植えられたのかは不明だったのだが、そのうちの1本は正門近くだったようだ(背の低い桜と言う事で気付いたらしい)。

 

蕎麦屋をやっていた頃は学校の先生が食事に来ることも多かったので、叔母が先生を見つけた折に守衛さんに話を通してもらったうえで、先日撮らせてもらった。生前の父が、と言うなら少なく見積もっても13年は経ってると思うが、まだ見下ろす花の方が多い程度には小さい。

 

果たして育ちが早いのかどうか判断できないのだが、遅いとしたら建物の北側にある事が関係してるかもとは思った。

それにしてもどう言う経緯で寄贈したんだろう。謎。