急展開

先月の記事で緩和ケアの世話になることを検討と言ってた母、あの記事の後は階段を登るのも難しくなってリビングで寝るようになった。

先月の記事を書いた頃から食欲も落ち日中も寝て起きてを繰り返すだけになって来てたのもあって、12日に緩和ケアの病院へ入る準備に面談をする予定だったのだが、その前に介護ベッド(レンタル)を入れようかと言う話になった。

前の週末(3日)は休みを入れてずっと家に居て、使わずに残ってるホットケーキの粉があったので焼いたのだけど、母はそれを口に含むものの飲み込むことが出来なかった。翌日には呼びかけても応えず、寝てるか何か呻くような声を上げてモソモソと体を動かすだけに。その晩訪問診療の当直の先生に診てもらったが、出来ることはないですね、と言う結論。

5日(月)は介護ベットが夕方に入る事になったので在宅勤務に。叔母がリビングを整理してベッドの置き場所を作ってそろそろベッドが来る、と言うころにリビングに降りると、訪問診療の担当の先生が様子を見に来てリビングに入るなり一言。

 

あれ、呼吸止まってますね。

 

……えええっ!?

叔母が部屋の整理をするその後ろで息を引き取っていたらしい。少し後で話になったが祖母も病院のベッド脇に集まった親戚が雑談に花を咲かせる中、看護婦さんが「呼吸止まりました!」って病室に駆け込んできて亡くなったのに気付いたそうで、親子でそっくりな最後だった。

 

死亡確認はベッド搬入の15分前(笑)慌ててケアマネさんに連絡してキャンセルして貰った。

自宅で最期を迎えたいと言う人は多いけど、いざ亡くなったと警察に連絡すると職業上誰かがトドメを刺したんじゃ無いか(笑)と言う話にされてしまい大変なので、訪問診療の医者を呼んで死亡診断書を書いてもらってくださいと以前大学病院の先生から言われていたのだけど、呼ぶどころか向こうから来たら亡くなってたと言うタイミングの良さにその辺は簡単に話しが運んだ。

段階を追ってこんな感じで最期を迎えると思います、と言う話も聞かされてたが、先月の新潟行きの話も含めておよそ先生の読み通り。もう少し先の話のつもりでいたくらいの違いで。でもあの読みの確さにかなり助けられた感はあった。

葬儀会社に電話して斎場の空きを問い合わせたら、父と同じ多摩霊園近くの斎場だと11日まで待たされるとの話。幡ヶ谷にある斎場だと7日にはと言うのでそこを押さえてもらう。

母の兄弟姉妹を中心に10人ほど呼んで見送り。

 

こう言うご時世だし、それなりの年齢だったから母より歳上の知り合いにはなるべく伝わらないようにしてる。

 

その後の手続きがすんなり進むモノもそうで無いのも色々。姉貴が受取人になってる保険があったそうだが、マイナンバーが必要らしい。カードは作ってなかったから通知カードが何処かに。さてどこ行ってるんだ?