色々足りなかった東京センチュリーライドKASAI2012を今頃振り返る

自分の中で色々タイミングを失ってしまった感が盛り沢山だが(苦笑)


去年初めて申し込んだら、前の日があの震災。当然イベントは中止になってしまったので今回が初参加。

今までイベント絡みで走ったときも、スタート/ゴール⇔自宅を自走しても70km程度までが精々で、それ以上の距離は未経験*1だったので、最長距離を更新してみるのが主な目的。


その当日に文字通りの暗雲が立ち込める。1週間前のYahoo!情報では、降水確率50%。
何度チェックしても降水確率は上がることはあっても下がることは無し。


そんな訳で開催するのかどうか、と思ったら午前5時少し前。「予定通り開催します」の文字が公式サイトに。
中止になってもそれはそれで、なんだけども。


受付時間が朝7時半から、と言うことで葛西臨海公園までは輪行。朝6時ちょっと前に自宅発。
小雨の中受付を済ませ、簡易クロークに荷物を預けた。


今回はANT並またはそれ以下の小径は殆ど見掛けなかった。自分のほかはスタート地点で出会ったトレンクルが1台だけで、あとはBD-1ブロンプトンがそれぞれ数台。

スタート直後にアクシデント。
ガイドのスタッフのすぐ後ろを走っていたのだが、川沿いに出ず敷地内をクネクネと走っていると、小さなゲートのようなものをくぐった時にそこだけ路面が乾いていることに気づいた。まさか?と思った数秒後、遮断機が下りた駐車場への「入り口の」ゲートが見えた。ガイドが道を間違えたのであった(笑)


コースへ復帰、荒川河口を左に見る。
想像していたより雨がキツイことに、見通しの甘さを悔いた(笑)。
今回はこの雨とそれに対する自分の準備と経験値不足が如実に現れた、と言う結果になった。
……結論を出すタイミングじゃ無いだろ、ここ。


コースに出ていきなり変わる雨の当たり方。公園の中ではコース脇の木々が幾らか風を防いでいたおかげで上からの弱い雨、だったのが大体横からに(笑)そりゃそうだ、遮るモノがないんだから。
どうやっても走るしかないので切り替える。走るコト自体は何とかなりそうだ。雨の中でも30km/hを少し下回るくらいを維持。
清砂大橋は一人ずつ通過。こうなって仕方ないわな。


最初のエイド。バナナを1本、菓子の小袋を少々。

受付からスタートまでの間が雨のせいもあってバタバタしてて撮り損ねてた、今回の仕様。
茎の下部を円盤状に曲げて底にし、その上を輪行カバーで巻いてカバーの収納袋に。花を安定させるため茎の上の方はフレームとブレーキワイヤーの間にはさむ。
それにしても今回はこれ以上に無いほど相応しい花になった(笑)


距離そのものは、少なくとも50〜60km位なら身体は大丈夫だが、今回はほぼ未経験の雨に手こずった*2。以前購入したレインジャケットを着用はしたが、身体から出る汗で上半身はびっしょり。汗を吸って服が重い。バッグはスタート地点だから仕舞う場所もない。レインジャケットはこの時点で用をなしていない…のならば開き直って脱ぐ選択もあったのだが、腰に下がってる2台のスマホが雨に濡れるのは避けなくてはいけないので、この選択も不可と言う有様。
足元の方も30km地点あたりで既に浸水済。


色々失敗した中で、コレは当たった、と言うのがボトム。リンプロジェクトのステテコロングパンツ。
本来は夏用のアイテムだけど、薄手だから濡れても影響は少ないだろうと起用。実際、生地の特性も手伝って肌にまとわりつく感じもなく、思ったより軽快。


天気が天気だしロードがメインで撮るに値する自転車を見かけることも無く、と思ったら。
見たこと無いリカンベント。そりゃそうだ。設計から自作だって、このフレーム。

撮らせて頂く間に観衆数人と話し込む。

ハンドルバーが軸から遠い‥‥が非対称だぞ?まさか?

なんとバックミラーがココに仕込まれている。これはイイ!
ちなみに他のリカンベントも収まってるが、小学生‥‥だったのかなぁ、年齢聞くの忘れたけどタルタルーガTypeF(折畳みのリカンベント)に乗っての参加だって。ほぇぇ。


30km地点で逡巡。進むは難しくないが、同時に未経験の距離に踏み込むコトになる。この雨の中で(笑)
もはや服や自転車が濡れてるコトは関係ないので、思い切って進む。


河口から上がって行くのだから帰りは下り基調だろ?と思っていたのだがコレも外れ。堤防と河原を行き来するように走っていたので帰りも以外と登りが多い(汗)
しかも向かい風(爆)速度が上がらない。


この雨の中、飾りを付けた自転車で参加するのは自分くらいだろうと思っていたのだが、50km付近で抜きに掛かった女性の乗る白いクロスバイクのステムに何かが有るのに気づいた。
じっくりは見なかったのではっきりしないが、ドレスを着た人形がハンドルに手を乗せてステムに跨っていた。思わず二度見したが、画像に収めるタイミングには巡り合えなかった。バービーかリカだと思ったが、人形の顔を見てないので判断できず。


70km、つまりゴールまであと10kmという最後のエイドに着くと固形物は全て出尽くしていた。
ここで自分の失敗を悔いた。スタート地点のバッグには、コンビニで買った羊羹が2本あったのだ←取り出し忘れてスタートしてた
その代わり、行きで貰って手を付けなかった小袋の菓子が助けになった。たくさんエイドにあった時にもう少しもらっておけば良かったが文字通り後の祭り。
向かい風もあって最後の10kmはママチャリ並の速度が精々。それでも前半にそれなりの速度が出せていたお陰で、ナビが記録した全行程79.9kmの平均速度は20km/hを少し超えていた。


最後のエイドでの補給が足りなかったようで、ゴール後になって軽いハンガーノック。ゴール後に引き取ったバッグの羊羹に手を付け、雨の中営業中の屋台でエネルギー補給。
体力の回復を待ちつつ天気の回復も期待したが、こちらは回復する様子もないので葛西臨海公園駅へ向かう。
晴れていれば船堀まで走ると帰りが楽だったんだけど、そこまでの気力は残ってなかったのだった。


自転車は割と隅々まで泥が付いていたので、水で落とす。水滴を拭き取って、一晩サーキュレーターの風に当て、この日はここまで。

*1:それでも過去最長と10kmほどしか違わないけどw

*2:だって雨の日は基本的に乗らないつもりで買ったんだもの