先日の秋葉原の事件に絡んで、あのヒトがまた「ゲーム脳」とか言ってるそうですよ!
このエラいセンセイの発言を自分がどの程度信用しているか、過去の日記から引っ張り出しておきます。2004年6月。
6月23日パソコンは悪者?
22日付読売夕刊。
パソコンに熱中するとキレやすい…脳科学者が指摘
へー。
日本大文理学部の森昭雄教授は前頭前野の活動が低下した状態を「ゲーム脳」と呼ぶ。
……(=_=;)アンタか。
今時こんな「始めに結論ありき」の研究だの議論モドキを繰り広げてるのは
日本 or アメリカの政治
ぐらいのものじゃないかと。
でもこの教授、物知りだよねぇ。
「テトリスはソ連の軍隊で人を殺すための教育の一つとして開発されたもの(著書にこんな一文があるらしいです。)」
へぇ。
ところで、テトリスに登場する正方形を4枚並べたブロックをテトロミノと言います(テトラミノと呼ばれることもあるらしい)。5枚の正方形を並べたものをペントミノ、6枚だとヘキソミノと呼ばれ、これらの総称を「ポリオミノ」と呼びます。
これを決められた枠の中に綺麗に納めてみましょう、と言うパズルがあります。「箱詰めパズル」と呼ばれる数学の世界では比較的ポピュラーなパズルで、例えばペントミノ(ちなみに12種類あります)を6×10の枠の中に納める方法は回転・反転を別解としない場合で2339通りあることがコンピューターで確かめられているそうです。
で、1985(昭和60)年にアレクセイ・パジトノフと言うロシアの数学者がテトロミノの解法を求めるプログラムを作っているときに思いついたのがテトリスです。
……って話をどっかで聞いた気がしたんだけど、じゃあそれは間違いだったんですね。いやぁ、勉強になるなぁ(笑)
オマケ:今日の話題で参考にしたサイトを。
All About Japan ゲーム業界ニュース*1
東海大学理学部情報数理学科 内 コラム第28回「正方形ブロック遊び」
パズルランド パソコンで解くパズル 内 箱詰め(n-mino)
通信用語の基礎知識 項目「テトリス」
ノイジーマイノリティは時としてタチが悪い。
*1:当時の記事は削除されている