ここまで後にするつもりは無かった

気が付いたらハドソンの「OMEGA FIVE」がXBLAで配信開始。ゲームショーの話のときに改めて書こうと思っていたことを。


実は今まで、XBLAのゲームって過去のゲームの移植だったり、パッケージソフトに比べてボリューム感が薄い*1もの、という印象が拭えなくて、1本のパッケージソフトに出来得るオリジナルのゲームがどのくらいあるんだろうか、と思っていたんだけど、コレを見つけたときに「あぁ、そろそろそう言うのが出てくるのかなぁ」と感じた、と言う話。
コレがまず一つ。


それから、ジャンルによってと言う条件付でパッケージソフトよりDL販売の方が向いてると言う状況になってきてはいないか?と言う疑問。
上で話したことと矛盾するようだけど、このゲーム、パッケージソフトとして発売してどのくらい売れるんだろう。プラットフォームがPS2ないしPS3になっていたとしても、新規タイトルのシューティングってマトモな売り上げにならないような気がする。
本来ならそれなりの数字になるのかもしれないけど、もっと売れるカテゴリのゲームがあるという状況では、スタートダッシュで躓いて、そのまま立ち消えになると言うパターンに陥りそう。
大体、価格設定に問題が出る。アーケードの移植のようにアレコレと特典をつけて5〜6千円台とかができる訳がないし、価格を下げすぎてもそれなりの本数が出ないと売り上げにならないし、それでいて展示棚の確保は1タイトル分しなきゃいけないから販売店の負担になるだけでメリットが薄い。
でも、XBLA・・・・というかDL販売なら少なくとも販売店の負担は無いし、需要のあるゲームなら実績がちゃんと出るんじゃなかろうか、というのは目論見が甘いだろうか。でも、第一印象としてのOMEGA FIVEはパッケージ化するよりDL販売の方がメーカーの売り上げには貢献するような気がしたのは事実。
これが二つ目。


さらに、DL販売ってゲームショップにはメリットが何にも無いなぁと当然のことを思いつつ、もしこの販路にFF・DQ並み・・・・は行き過ぎだけど、ヒット作と呼ぶに十分な数が見込めるゲームがDl販売に行っちゃったら*2、販売店としてはますます苦しい方向に行くしかないよなぁ、とも。中古が出回るわけでもないしね。


あと、ポリフォニーデジタルが体験版を有料で売りつけるのを見て思ったんだけど、あの価格設定はパッケージ版で大盤振る舞いしたか、DL版でボッタ食ったかのどちらかだと思う。前にも書いたけど。


まぁそんなことを色々考えたんですよ、という話。


尤も、このゲーム自体は完全版をDLしてないので果たしてこの話題に持ち出すのに見合うだけの内容になっているのかはまだ判断できないんだけども(笑)

*1:すぐ飽きるとか出来が悪いとかって意味ではなくて、ラインナップとしてはPSのシンプルシリーズのようなポジションに来るゲームだと思ってもらえば分かるだろうか。

*2:鉄拳とか鉄拳とか鉄拳とか