最後の奉仕

PSソフト1枚+紙袋2枚を2000円で。
流石にあれでは望みのモノを手に入れられる筈もなく。

追記または詳しい書き直し:
ほとんど1000円均一状態だったそうで、自分が伺った頃には「そういえばこれもKIDのゲームだったんだなぁ」なのだけが残っている、と言う状態。メモオフからのKIDユーザーには分からないタイトルばっかりだったんじゃないかなぁ。
「フロント ロウ」とか「6インチまいだーりん」「ゲームで青春」とか、ハードを引っ張り出さないといけないゲームばかりが目に付いていたんだけど、「SKI AIR MIX」をチョイス。これが最後に買ったKIDゲームということに。

実際のところ、何を手に入れたかはあんまり重要じゃなくて、ブースに来た時点で半分くらいは目的を達したとは言えたんだけど、この結果はそもそも状況が状況だけに致し方ない。


今まで色々フライング気味の話を聞かせていただいていた営業のTさんに挨拶。やはり倒産‥‥というかその可能性みたいな部分はまったく聞かされていなかったそうで*1、突然の出来事であったと言う意味ではみな同じだったようです。
お気の毒に風邪で声が出せないとのことだったのであまり喋らせてしまうのも申し訳ないので、やっぱりこれまでのタイトルの版権がどうなるかはまったく白紙、でも12Rはいずれ他の会社から出るはずです、との言葉だけ聴いて自分を納得させることに*2

開発スタッフの何人かはブログやHPを持っていたりしているので、そちらをチェックしていれば今後のことも追っかけて行けますが、自分の場合はゲームを売っていた頃お世話になっていた営業部の方の今後も忘れたくなかったので、落ち着いたら連絡下さいとひとまずTさんに自分の連絡先を伝えてお別れしました。



KIDの皆さん、お疲れ様でした。今までお世話になりました。
またいつか、皆さんが手がけたゲームが世に送り出される日がくることを待つことにします。
叶うなら、それが1本のゲームである事を願いつつ。

*1:倒産関連の記事によればこの2〜3年の売り上げは減少傾向だったそうで、その事はTさんに限らず分かっていた可能性はあったはず、とは今思った

*2:それでも、ささきむつみ氏或いは松尾ゆきひろ氏&輿水隆之氏のキャラと阿保剛氏の音楽がないと(更に加えるなら快適なゲームシステムは必要か。でもそこは実感する部分があってはじめてわかることだからなぁ)「見かけだけでもメモオフ」にはならないと思うので、それを集めて「もう一度メモオフの名前で」なんてやる価値があるのか、と言うと疑問を感じざるを得ず、それならむしろ別のタイトルであっても良いのではないか、と言う気もします。それでいて、そう言う企画を引きお受けてくれそうなメーカーとなると思うつく所がなく、やはりそこを守ってきたKIDにはもう少し踏ん張って欲しかった