仕事もそうだけどさ<自戒を込めて
昨日のこと。
午前中は、前の晩に来た注文の商品を手配する作業で忙しい。クレームやら問い合わせも同時に処理する。いや、一人ではやらないできないけれども、まぁ、こういう職種では普通にある光景のはず。
受発注に関わる部分が自分の主な仕事の範囲なので、電話がかかってくれば勿論お客さんからの問い合わせにも応じるけど、誰かが受けた電話が自分に回ってくると言うことは殆ど無い。
それが珍しく、「ちょっと代わってくれないか。何を言ってるのかサッパリ分からない」とこちらに振られた一本の電話。声を聞いた感じでは50代後半か60代ぐらいか。年齢は感じさせるが喋りはハッキリしている。
メルマガの配信アドレスを変更して欲しいとの事。その事は自分に回ってくる前に用件としては済んでいたんだが*1、そのついでにウチが使ってるPCのことで確認してほしいことがある、と言う。
- 「ファイル名を指定して実行」 → 「%TEMP%」と入力して「OK」をクリック
そこで表示されるフォルダに、ある名前のフォルダが無いか確認してくれ、と言う。無いと伝えると「じゃぁ大丈夫ですね。そのフォルダがあったらそのパソコンはウィルスに感染してる。駆除方法が無く、自分の友人の殆ど全部のパソコンにそのフォルダがあった。」と言うのがその概要。
延々と繰り返すその忠告を聞き流しながら、フォルダ名(WPDNSE)をググる。
XPなのですがWindowsMediaPlayer11を入れた辺りから/Temp/WPDNSEが作成されるようになり、なんじゃこりゃと思いまして。 ...
あなたのシステムにもきっとある?
Local Settings\Temp\WPDNSE消しても消しても復活する無敵のフォルダ
WMP11入れてない人には無縁かもね
なるほど*2。
本人は親切のつもりかもしれないが、「自分で調べる」習慣の無い人が振りまくこの種の話題は、単に恥をかくことになるだけだと思う。
「忠告」の内容そのものには何の収穫も無かったが、形だけ礼を述べて電話を切った。