やってしまったものは仕方が無い

午後、大阪の読売新聞の中の人から電話が。例の記事についての釈明。

此方から指摘した事としては、

  1. 記事に合わせて掲載した写真の自転車に、道交法違反となる違法な車両が含まれているが、それを承知で掲載したのか
  2. 違法車両であることの言及が無いため、違法な自転車の公道走行を助長する可能性があると考える*1が、その点についてどう思うか。

ついでに、昨年ナイキが渋谷に出した例の広告の件について聞いてみた。多分知らないだろうと思ったんで。


中の人の説明としては、

  1. 取材の時点では違法な自転車であるとの認識は全く、チェックが行われていなかった。
  2. (当然だが)違法な自転車を普及させる意図は全く無いが、掲載した自転車が違法なものである以上、記事については何らかの対応を考えている

との回答。
さらに、この件を受けて「ルールを守って自転車に乗りましょう」な内容の記事を掲載することを検討しているとの事。


自転車関連のNPOとか幾つかの団体からも同様の指摘があったそうで、まぁ当然の反応だな、と。
ただ個人でこの件にツッコミを入れたのは自分くらいだったみたいで、「何か自転車関連の団体の方ですか?それともメーカーですか?」と聞かれたがキッパリと否定。「いえ、この手の自転車を最近自分の周りで時々見かけるのが目障りなので」と割とストレートに経緯を伝えた。


しばらくしたら、ネット上の記事が削除されてた。個人的には記事そのものを削除する必要を感じていなかったが、写真が無ければイメージが湧かないだろうし、その写真を削除となれば記事の方だって削除するのは当然と言えば当然。
あとは紙面でどう対応するか、だけ。



ここから公道を走るピストに対する世間の風当たりが強くなって、魂を磨く人が居なくなれば喜ばしいことだ。

*1:現実的な影響力から考えれば言掛かりと言えなくも無い