天下り先創設

記事を見たときに「あぁ、こりゃ一言書いておいた方が良さそうな話題だなぁ」とか思ったこと。ドタバタしてて忘れてました。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050625i101.htm

政府が「有害情報判定委員会」を創設するそうです。

総務省の「有害情報判定委員会」を発足させることで「コンテンツ安心マーク」を定着させ、「コンテンツ安心マーク認証機関」を公然化させて総務官僚の天下りを確保する…という流れが3秒以内にひらめいた方は、有害情報対策の本質がよく見えている立派な市民で、規制反対運動の指導者の資質があります。

3分ぐらいかかって気がついた方はまあまあの理解者です。いまこの文章を読んで「そうかもしれない」と思った方は普通の方。「いやそんなことは絶対にあり得ない」と考えた方はかなりヤラレてます。気をつけよう!

(中略)

尚、「コンテンツ安心マーク」制度の創設には、予算措置として平成16年度4000万円、平成17年度1億5900万円が予算計上されています。今後、「有害情報判定委員会」などの議論によって展開される「コンテンツ安心マーク」制度が軌道に乗れば、2億近い予算が毎年毎年予算計上され、外部委託機関が「コンテンツ安心マーク」のマークシールなどを発行するような制度が作られれば、総務官僚の地位と権限と天下り先が生涯確保されることになるでしょう。

もちろん、1億だか2億だかかけて運用される「コンテンツ安心マーク」によってインターネットのコンテンツが「安心」なものになるとの保障は一切ありません。

税金の無駄、無駄、無駄、無駄のオンパレードです。

総務省:有害情報判定委員会創設 - kitanoのアレ

関連する問題への指摘に関しては私の頭の中にあった物より多岐にわたっていて、私には判断できない部分もありますが、このご時世にうまく天下り先作ることを思いついたもんだな、と言う意味でキタノ氏の主張には同感。