空気嫁、とか言わないけど…

昨日発掘したテキストのリンク先*1をわざわざ読んでくださった方が多数いらっしゃる模様。ご苦労様でした。書く時はデータが間違いないか確認しながらとか面倒な作業があったので数回に分けざるを得なかったのですが、一気に読むと言うのもそれはそれで大変だったと思います。
なにぶん古いテキストなので、せめて一昨年・昨年のゲームソフトについても同様の一覧表ぐらいは作りたいのですが、資料とか気力とか時間とか、色々足りません。ギャルゲーとかエロゲーとか美少女ゲームとか、そう言うのが好きか嫌いかはともかく、そういった感情を殺して作業してみてください。多分何か分かると思います。書き始めた当時、あの結論は予定になかった*2ですから。

さらに有難い事に向こうのページに置いたフォームから久々にいくつかメッセージを頂きました。
あの長いテキストには、当時いくつか目標がありました。何か一つを伝えるだけならば、もっと短い文章に出来たはずです。しかし、いきなり結論だけ書いたところでその結論に対する反論がありえます。反論が起きる事は構わないのですが、こちらとしては感情論ではなく、もう少し冷静な視点での反論を頂きたい、と言うのが本音で、それならば自分の結論が多少感情に支配されているとしても、そこに至る経緯、判断の材料となるような自分が知りうる範囲の過去の出来事について示しておこう、との思いから書いてみたものです。
なるべく対等な情報量の上にでる反論が欲しかったんです、それが可能であるなら。
従って、コメントの中で頂いた

この長い文章はあなたが思っている「ギャルゲー」の意味と、世間一般のギャルゲーの意味が違うというだけの内容ですか?

との問いには、Yes/Noのどちらでも答えることが出来ます。
Noを持ち出して「では何が目的か?」と聞かれたら、上で触れましたが自分が持っているギャルゲー/エロゲー/美少女ゲームに関する(ゲーム史のような種類の)情報/知識を開示する事と、それらを通して読者個人がこれらに対する認識を変化させる*3こと、と言うでしょう。かなり大袈裟な表現ですが。
ついで言うと、世間一般のギャルゲーは多分メーカーサイドや情報誌ではあまり使われていないと思います。同じタイトルが「ギャルゲー」「美少女ゲーム」「エロゲー/アダルトゲーム」等と複数の呼び方で表現されています。誰がどの呼び方を使ってるか調べるとハッキリすると思うのですが、今のところやる気なし、です。

*1:と言うより元ページだわな。正確に言えば。かとゆー家断絶様にも紹介して頂いたようで…

*2:と言うか、ある程度一気に書ける文章量があの位で「過去から適当に区切りながら現在に追いついたところで終わり」程度で何回で終わりに出来るかすら考えてませんでした。現在に追いついたところで、「さて、こう言う状況になって何と言えば自分が納得するかな?」を考えた結果がアレです

*3:必ずしも改める、と言う意味ではない

逃げ出した?

火消しに失敗した知事が朝日新聞にゲーム規制を呼びかける投稿を。相変わらず根拠無しと思われる内容で、やってる事がブログ上とあまり変わりません。ブログで書かないほうが賢明と判断したんでしょう。
ただ、逃げた場所が最悪と言えば最悪なので、少なくとも妄想からは切り離された、出来るだけ冷静に意見交換できる場所が欲しいですな。
それから手元のデータを見る限り、投稿の中の販売規制以外の対策の方が国民の望んでいるものに近いように思いますが、最も望まれていない部分から手を付けるあたり、誰も望まない郵政民営化に躍起になるどこかの首相ソックリです。

貴重な意見

を松沢知事のブログ上で発見。

親や大人が、規制というそういったものを逃げにしているように思います。

どういうゲームをしてるのかな、とか一緒にやってみようかなって大人は少ないです。

一緒にやってみて、これは危ないなぁとか
会話の中で教えていくものじゃないのでしょうか。

責任や義務を、規制の上に置いて子供に見えないようにして、貴方達大人はわたし達子供に一体何を教えれるのでしょうか。

名前: 公立中学生。 | 2005年8月 3日 午後 11時27分

本当に中学生か?と言う疑いがあるにはありますが、立場としては至極真っ当な意見に思う。大人がゲームを否定するのは簡単ですが、それ以前にもっと関心を持つべきだ、がここ数日の実感。自治体にはそれを支援する政策を。若しくは保護者への呼びかけを。
わざわざ予算割いて審議委員会なんて作るのやめてください。税金の無駄遣いです。
そう言えば先日仕事中に聴いていたラジオ番組で、ゲストのミュージシャンがこんな一言を。

やっぱり知らないものって恐いじゃないですか、何となく。

知事は「ゲームを知らないから勝手に恐がってる」か、「多くの大人がゲームを知らない可能性」を知り、「知らないことの恐怖」を利用して規制論を進め共感を得ようとしているのではないか?とか妄想してみた。
まぁ後者はほぼありえないだろうな。知ってたらもっと順序だてて制度化できるはずだから。

アンケート終了。

先日開始したアンケートは、40代の回答が40件すら届かずキャンセル扱いで終了。
今回は以下のページにあったものを見て似たようなのを、と思ってやってみました。
■神奈川県・埼玉県等 ゲームソフトの「有害」指定 保護者は判断力の育成を重視

今回ははてなのユーザーではなくダイアリー市民に限定しました。ダミーIDなどでの組織票を阻止する為です。結果40代の回答数が・・・
20〜40代を世代ごとに分割、以下の中から複数回答で。

質問
神奈川県で施行された残虐な表現を含むゲームソフトの販売規制に関連した質問です。自治体による未成年者の凶悪犯罪抑止対策として、残虐な表現を含むゲームに対してどのような対策が必要だと思いますか。
  1. 暴力的表現の影響を受けないように、教育によって判断力を育てる
  2. 保護者の責任として、いつ・どのようなゲームで遊んでいるかなど管理・監督をして暴力表現の影響を防ぐ
  3. 自由にゲームを選ばせるのではなく、メーカーなどの提供する情報を基に保護者の判断で買い与える
  4. ゲームメーカーや販売店による自主規制をする
  5. 法的な規制をする
  6. 何をやっても効果無し

「ゲームを買い与える」と言う選択は独自に入れました。より子供が遊ぶゲームの内容に積極的に監視する方法として提案します。
適当と思われる選択肢がない、と考える人のために「効果なし」を加えてみました。何をやっても起きるときは起きる、と考える人の選択肢にもなると思ってました。
結果は以下の通り。

←クリックで一覧のページへ20代30代40代平均
暴力的表現の影響を受けないように、
教育によって判断力を育てる
82
41.0%
101
50.5%
16
43.2%
45.5%
保護者の責任として、いつ・どのようなゲームで
遊んでいるかなど管理・監督をして暴力表現の影響を防ぐ
49
24.5%
58
29.0%
14
37.8%
27.7%
自由にゲームを選ばせるのではなく、メーカーなどの
提供する情報を基に保護者の判断で買い与える
38
19.0%
44
22.0%
9
24.3%
20.8%
ゲームメーカーや販売店による自主規制をする44
22.0%
40
2-.0%
7
18.9%
20.8%
法的な規制をする22
11.0%
35
17.5%
7
18.9%
14.6%
何をやっても効果無し54
27.0%
55
27.5%
8
21.6%
26.8%
グラフ化したのが次。

もとにしたアンケートと大体同じ傾向が出てますね。
前のアンケートでは30代・40代で賛成が過半数を超えた法規制に関しては、今回15%程度まで下落しました。前回との差が「規制した方が良い」と考える人のグループと言う事になります。
判断力を育てる事を重視するべき、は明確ですが、注目は各世代とも1/4が何をしても効果なしと考えているところ。販売規制が必要であるとするよりも多数の人が犯罪抑止対策を期待していない、と言う事になります。

ゲームの販売規制よりも望まれている施策があることの表れだろうと思います。

眠いのでとりあえずこれ以上の考察はストップ。続きをするかは未定。
この結果を受けて誰がどう動く事がいいのか、考えてくださZZzzz...