価値

別に特別思い入れがあるわけじゃないけど、「あの」という言葉を付けたくなる麻生優子があんな事になったお陰で、自分の中でのランクが随分下がったような気がする。

で、ソレはソレとしてPSPコナミが10年も前の恋愛シミュレーションゲームのデキの悪い方を移植すると知ったのは某ソフマップの店頭での出来事だったのだが、特典に「復刻版香り付ポスター」の文字を見つけて目が眩んだ。


PCエンジン版の販促で作ったんだよねぇ。最初。
ウチの店には入ってこなかったんで、発売後に別の店で見つけてちょっと悔しい思いをした記憶がある。
あまり枚数は作ってなかったらしい。まぁ売れると思われてなかったみたいだから、予算もなかったんだろう。考えようによっては少ないから沢山作るときには出来ない事を、というつもりだったのかな、とも思う*1


移植のときも違う絵柄で香りつきのポスターを1店舗1枚ぐらいで作ったんじゃなかったかな?ただ、普通の販促用ポスターより一回り小さいサイズだったような記憶が。コストダウンの為か?
当時売り場の担当社員だった人が、他のポスターと一緒にお客さんにあげちゃったんで、手に入れ損ねた。絵柄が何だか気に入らなかった*2ので悔しくはなかったけど、つまりこのゲームのこの手のアイテムとは縁が無いんだろうな、と思った。


後になってコナミがキャラグッズの一つとして商品化。PCE、PSのどっちの絵柄だったかはその時点で興味なし。故にカネ出して買うほどの価値があったかどうかは謎。
どちらにしてもコナミから買って手に入れることに喜びは無かったと思う。


で、今回も香り付。復刻版の文字で使いまわしの素材である事は確定。
今更特典のためにあのタイトルにカネを使う気にはなれそうに無い。

「カリスマ」とか「セレブ」って言葉もそうなんだけど、日本人はモノ*3の価値を下げるのが上手いというか、濫用で価値が下がった印象を受けることが多いように思う。コトバでは他に「伝説」とか「神話」とか。あと「名作」も、かな?

*1:そう言えば、セガサターン版のシスタープリンセスでは、メディアワークスが一部の販売店向けに背景のリボンの模様に本物のリボンを貼り付けた特製の販促用ポスターを作ったらしい。聞いた話では200枚位とか

*2:ドラマCDのパッケージもそうなんだけど、この頃のときメモのキャラ絵はデキのバラつきが酷い。これをオフィシャルの商品として使い続けた事もときメモを見放した理由の一つ

*3:有形/無形を問わず