この度、弊社が平成17年11月23日に発売いたしましたプレイステーション2用ゲームソフト「ソウルキャリバーIII」について、セーブされたデータが破損する不具合が生じる場合がある事が判明いたしました。
「ソウルキャリバーIII」をお買い求めいただきましたお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました事を、心よりお詫び申し上げます。
(中略)
【 回避措置 】
- メモリーカードに「ソウルキャリバーIII」のセーブデータが保存された状態で、他ゲームのセーブデータの削除、移動、上書きセーブ等を行われなければ、当該現象は発生いたしません。
やっぱり何もしないんですね。
何と言うか、あのナムコもココまで堕ちたか、と言う感じ。
対応じゃ無くてバグの内容の方が先だけど。
いや、そもそもバグを理由に回収、交換までやった家庭用TVゲームって、自分の記憶にある限りでは指折り数えるくらい*1しかない。バグが発見・報告されるゲームは数多くあって*2、その一方でPCゲームと違って修正パッチを当てるわけにもいかないTVゲームソフトで、この対応の酷さは何なんだろう。
そこまでやるだけの体力がメーカーに無いって言うことの現れなのかもしれないけど、実はPS全盛期よりも参入メーカーの少ないPS2*3だからこそ、代わりの娯楽なんて幾らもある今のご時世だからこそ、「品質の高さ」って重視するべきなんじゃないだろうか。
この件に関して、もう10年ぐらい前にゲーム誌のインタビューで見かけた一言*4を引き合いにして、ユーザーの一人としてこう言いたい。
400万本売れてるってことは400万人がバグチェックやってると思ってください。*5
とな。
たとえプレイする時間が無くてもKIDのゲームを買い続けてるのは、インフィニティの件があったからこそなのですよ、とも。
*1:PCエンジン「リンダキューブ」、PS「ノエル」「インフィニティ」。あとPS「悪魔城年代記」はバグ修正版に別のバグが発生すると言うナイスな一本。ポケモン青って交換したんでしたっけ?他の事例があったら教えてください
*2:ゲームの進行が止まるバグでさえ星の数ほどあろうが、今回の件はDC「こみっくパーティ」のハードをぶっ壊すバグに告ぐ酷さだと思う。「深刻なバグランキング」とかやったら確実にベスト(ワーストか?)10に入るのは確実だろう
*3:実際にカウントはしてないけど、PS2で、或いはここ2〜3年新作の無いメーカーなら確実に10社は挙げられる。理由は様々だけど
*4:確か、PCエンジン版のウイザードィ(5:HERT OF THE MAESTROM)発売に関連してのものだったように思うが…
*5:最初は「100万本売れたら100万人が」としていたんだけど、全世界販売数が既に400万本らしいので修正