去年のアニメ振り返り

年が変わる前に公開したかったが無理だった(笑)

 

TVアニメでは「無職転生」と「白い砂のアクアトープ」が特に印象に残った。1クールでは出来ないことをやったな、と言うのが共通する感想。無職転生は分割だけど最初からその予定だったから、そこは制作体制を含めての話。ホントはちゃんと続いた方が良いと思う。

「この先」がどうなるか見たいと思うところも同じか。もっとも「このままじゃ終われないだろ?」っていう無職転生に対して、もっとポジティブに二人の未来を見届けたい白い砂のアクアトープ。終えての感情はだいぶ違うけど。

 

1クール作品では「聖女の魔力は万能です」は少年少女やおっさんが主人公であることが多い昨今の作品に混じってお姉さんというだけで希少価値(笑)。「SSSS.DYNAZENON」はちせに惹かれた。特にゴルドバーンが現れてからの変化が印象的。「装甲娘戦記」は前に触れたか。S.S.I.I.V.Aの呪い。

 

 

劇場アニメは「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」が個人的に一番悔やまれる。なぜさっさと飛びつかなかった。おかげで1度しかスクリーンで観ていないし、パンフも手に入れそこねたまま。TVも見てなかったのでキャラの把握もロクに出来ていなかったが、それでも「とんでもないモノを見せつけられた」感はすごかった。とにかく圧倒。それでも「あーコレ絶対に配信や円盤で見たのをスクリーンで観たのと同じに語っちゃいけないやつ」だと言うのが実感。まぁそう思えるものを好んで見に行っているのだけど。

スタァライトと別の種類の狂気に似た何かがあったのが「映画大好きポンポさん」。所見の劇場のロビーで「あれコレ上映時間短い?」と何となく思ったのだけど、それが90分であると確認したのは上映後。語ればそれなりの長い話になると思うのに、編集の違いで与える印象がどう変わるのかを示しつつ(つまり尺を余計に使う)、90分に収めたというのはビックリ。ジーンが追加撮影を懇願するシーンとか、オリジナルキャラであるアランのプレゼンのシーンとか、何度観ても泣く。

「劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女」も。イリヤと美遊が同じセリフでジュリアン・エリカと対峙するシーンとか、バーサーカー姿とか。

 

年末は「アイの歌声を聴かせて」が気分的には全て持っていった。もう何度でも観ていたい。もっとシオンの歌が聴きたい。フライヤーを見つけ予告編を見て面白いかもしれないと気にしていたのに、10月29日、あの作品と一緒に観に行って客の入りの違いにびっくりしたが、満足度と噛み合わない興行成績、減っていく上映回数・上映館。しかし以前「劇場版 若おかみは小学生!」で経験したような逆転劇を演じようとしている。上映を続けているところは公開から2ヶ月を超え、年明けから上映を始めるところも少しばかりだが出てきた。新作が振るわなかったら地方の映画館にはぜひ再上映を検討してほしい。半年・1年続いても不思議じゃないポテンシャルがあるはず、と個人的には思っている。「この名前には安心して良い」と思える名前が増えた作品。吉浦康裕監督、土屋太鳳さん。

「アイうた」に出演の福原遥さんつながり「フラ・フラダンス」は水島精二総監督、吉田玲子脚本と言うことで気にしていた一本。本来ならこっちが福原遥さんの初主演劇場アニメとになるはずだったらしい。Wikipedia情報。ド新人が同期のチームで成長していく姿を描くが、変に押し付けがましい感じがないあたりが個人的には好印象。なんか日羽のコイバナで盛り上がるところとか、環奈とオハナの関係の変化が見えるいわき回廊美術館とか。回廊美術館といえばそこでしおんがフラを踊るのを観てみんなで踊るカットとか、ちゃんとみんなチームになったんだなーって。終盤の選手権大会ではまさかの展開。会場で一番盛り上がったと応援に来た環奈の後輩たちは言うものの、何の賞も取れずに終わる辺りがリアルと言うか(笑)。フジテレビの企画ということでディーン・フジオカさんの出演に反応が分かれたが、自分はあのくらいなら許容範囲内。そう言えばCMの「絶賛社内恋愛中。」というセリフ。そう云う意味だったかー(笑)ってなったのでCMとか予告編って大事だなって。