世はアレで大騒ぎだが、一度もそっちには行っていないので触れない。
映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日
本来なら春に上映するはずだったがコロナ禍の影響でようやく公開。プリキュアは5年位前からタイミングが合えばリアタイ視聴、その後録画しつつ付き合ってるけど、映画の方はスルーしていた。今回は「わたしたち、はじめまして!‥‥じゃないんです!」と言うコピーがメタ的にもマッチしてしまったなぁと思ったら一度観てみても、と考えたので観ることに。
初っ端、ソファで溶けるようにダラけるヒーリングアニマル達*1にクスッと。
今回の敵キャラ、リフレインを演じる平田広明さん、自分が見てた作品で出演作あったかなぁと後で調べてみたが、今見てる「シグルドリーヴァ」の里見が唯一のレギュラーだった。ワンピースのサンジって言われてもイメージ沸かないのよ(笑)。プリキュアたちに悠然と対峙することで溢れる強敵感。良かったです。時間を巻き戻すというよくよく考えなくても強力過ぎる能力だけど、戻す理由はそれかぁ、と言うところがちょっと切ない。
同じくゲスト声優の稲垣来泉ちゃん(子役)は当然声優初挑戦。作品のターゲット層を考えれば自分らみたいなのが演技力を期待してどうこう言うのが間違いだわ(笑)。ただ基本的に人語を話さず「ミラ、ミラ」しかセリフが無いけど、そこに感情を込めた演技をするのが大変だったとのインタビュー記事を見たけど、むしろそれで感情を表すことに集中できたんじゃないかって言うのが観終えての印象。
相変わらずひなたは表情豊か(ポジティブな表現)である。でももうちょっと物事を整理して説明できるように頑張れ。伝わっちゃうのがプリキュアと言うものかもしれないが(笑)
先輩プリキュアが頼もしい(が、ひかるとのどかの衝突シーンは笑った。ガニ股で腹ばい。カエルかよッ)。そう言えばひかるとはなって「はじめまして‥‥じゃない」んだっけ。観始めてから気付いた。
「壮絶なバトル」と言う表現は主人公側が攻撃を喰らうシーンでそうであるかどうかを認識してることを自覚。劣勢から逆転のカタルシスにも通じるし。
羅小黒戦記
字幕版の存在は噂程度に知っていたがそこで止まっていた中国製アニメ。日本語吹き替え版を「ガルパン」の岩波美和音響監督を迎えてやる、と言う。つまり間違いが無い(笑)
ストーリーのあらすじやメインビジュアルからは、時代設定が今一つ掴めなかったが、スマホが出てくるくらいの現代。ビジュアル的には現代的と言うよりCG全盛の今よりも少し前のアニメを意識してる印象。ネット上ではジブリの名前を出す人を多く見掛けるけど、個人的には特に美術面ではもう少し前からある、東映まんがまつりとかってワードで連想する作品に近い印象。ただ、キャラの表情の方は現代的。筏の下を泳ぐ大きな魚に驚くシャオヘイとかジト目とか、見ているだけでも楽しい。筏と言えば海を渡るシーンでクジラの巨体が宙に舞うシーンは迫力満点。
森を追われ居場所を探すシャオヘイに一緒に暮らそうと提案するフーシー。そのフーシーを捕えようとするムゲンとの終盤のバトルは圧巻。
日本のアニメが凄く研究されているんだろうなぁと言うのが実感。
魔女見習いをさがして
どれみ達じゃなくて「おジャ魔女どれみ」を見ていた女性たちが主人公、と言う作品20周年記念作品。いや自分全く観てなかったんだけど、着眼点面白いなって。
MAHO堂っぽい建物に偶然居合わせた、作品との接し方も少しずつ違う3人*2が、作品とゆかりの地を巡る、つまり聖地巡礼するファンを描く物語。意外にも飯テロアニメでもあった。
どう言う話か予想せず観に行ったが、何がそうさせたか分からないけどラストでちょっと泣いた。「どれみ達が全然出てこない。詐欺。」との評がY!映画のレビューに散見されるが、発表時点で言われてたことを今更持ち出して詐欺呼ばわりとか情弱も良いところなので、そう言う指摘は無視していい。でもちゃんと観てた人たちには自分以上に伝わるだろうし伝わって欲しい。
以下僅かにネガなネタバレ。 まぁそう言うのとケリをつける話でもあるのよ。
主人公3人にはそれぞれ関係性のある男性キャラがいるけど、一人は過去にSNSで炎上した経験がある割には知り合ったばかりの主人公たちと一緒に撮った自撮り画像を(女性陣に目隠しはするけど)勝手にネットにアップする大学生、別の離婚し別の妻子とともに暮らす故に自分を娘と認めない元父親、もう一人はバイト暮らしの女子大生の部屋の合い鍵を作って現金を欲しがるヒモ、と結構ひどい。特に最後。公式にも「ヒモ」って書かれるとか大丈夫じゃないだろコイツ。