遅れ馳せながらサイクルモード2019

「日本最大級の」自転車イベントなのは事実だろうけど、幕張メッセもこっち(9~11ホール)だと以前*1を知ってるだけに強がってるな、などと思いながら会場入り。

今回は、と言うか今回もロードはout of 眼中。目的は折り畳みだけなので、e-Bikeすら現地で興味が湧いたら、と言う程度の方針だった。

 

目的地に辿り着く前にGICのブースを通り過ぎようとして新商品に目が留まる。

うん、確実に何処かで見たことがあるやつに良く似てる。去年騒がれたブロンプトンモドキに続いて、今年はトランジットコンパクトモドキである。

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ちゃんと権利関係はクリアなのを確認しての発表というから、まぁその辺は問題ないのだろう。ドン・キホーテもワンタッチピクニカモドキ出してるしね。

 

話はココで終わらない。更に注目したのは車体以上にハンドルである。随分見慣れたモノが付いている。ドイツのハンパート社がデザインしたF.H.S.2と言うモデル。我がANTで採用しているモノのベースになったハンドルである。ANT用のはハンドル形状がフラットで短いものに変更されているが、こちらはオリジナルをそのまま使ったようだ。

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ANTのハンドルって画像あったかな?と過去アップした画像を確認したが無かったようだ(笑)。誰かコメントでもあったら後で追加しよう。ハンドル単体は今月半ばくらいから流通に乗る予定と言ってたからもしかするとそろそろだろうか。価格は1万円程度らしい。

ハンドルバーを持って自転車を持ち上げる自分のような雑な使い方をすると恐らく10年くらいで開閉するパーツの軸が歪んで開かなくなるのでオススメしない*2が、折り畳めるハンドルとしては実用に足る数少ないアイテムだと思う。収納スペースの節約に貢献するので、お悩みの方には提案したい。

 

目的地の一つであるスマートコグのブースに到着。昨年も展示してたハブを今年も展示。組み込んだ試乗車が有ったので、何年かぶりな気がするロードに乗る。空走時にあるのが当たり前と思ってたラチェット音がしないのが、慣れなくてある意味気持ち悪い(笑)。ラチェット音がしないという事はその分エネルギーロスが少ない、と言う触れ込み。ベアリング自体はあるので、全体での抵抗はゼロにはならないが、惰性で走る距離が伸びたり比較すると実感できる、とのこと。

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ここに来た目的は、イベント公式サイトにあった「新型小径車」が何かを見届ける、と言うこと。昨年、長いこと話が止まったままだったANTの2ndロットの件が進展しそうと聞いていたのでその後があったのかとも思ったが、2ndを「新型」とは言わないだろうし、小径車とは言うが折り畳みとも言ってないから、すでに展開してるチタンフレームの小径対応モデルも可能性あるな‥‥などと思っていたが、ブースにそれらしいモノは見当たらず。聞くとここに、とスタッフさんが幟をめくるとそこに未塗装のそれ。なお写真不可とのことなので画像は無し。

公式もこの件でまだ動いてないようなので、それがナニであったかはあえて言わないことにしておくが、言えるのはまるっきりの新型じゃなくて長らく止まっていたアレのこと。なお自分が確認した最後のスタイルとも違っていて、デザイン的には前のものに近い印象だった。って確認のつもりでサイト見たら、KOMA用の6インチタイヤは在庫分で終わりになるとの発表が5月にされていた。ありゃ。

 

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ついに発売されたirukaもサイクルモード初参戦。最小形態ではヒザ下の高さに収まる低さがすごい。量産試験モデルを試乗してたし、まぁ今回は乗らなくても、と思っていたが、他を回って戻ってきたらカート込で試乗できると分かったので試させてもらった。段差で揺れる音で曳いていたことを自覚するが、カーブで曲がるときなど走行感に影響を感じなかった。分離させた状態の運用方法が思いつく人にはオススメしたい感じがある。

 

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事前に見た画像では分からなかったが、見るとゴム紐を掛けやすいように側面に溝が。おかげで荷物の固定がとてもやりやすい。

 

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ブースに居た女性客が「これを見に来たんです!!」って力説してたirukaキャッチなるオプション。ここに小さい荷物を引っ掛けて使う。詳しくは公式でも観てもらえば。ANTのハンドルには使えないが、これも面白いアイテム。

 

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 irukaの隣の隣くらいにあった折り畳み。ハンドルに見覚えがあったので多分去年もあったと思うが、そのキックスタンドがこんなだったのに気付いてちょっと驚いた。ちなみに展開する時は曲がった部分で接地。無理矢理過ぎる感じが(笑)

 

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ポジションはロード向きなのだろうが明るさが足りねえだろと思ってた、キャットアイのハンドル下に付けるライト。やっぱり光量に物足りなさはあるが、配光については良いと思った。まぁDosunのライトほどじゃないが。

  

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 そのDosunに行ったら、今使っているAF500の後継に当たる*3、AF800なる新型が。いつものあの感じの配光で最大800ルーメン。長さは変わらないが心持ちスリムになって、でもバッテリー容量は倍増したとのこと。最大光量での点灯時間は約2.5時間、最長14時間、点滅では30時間使用可能らしい。自分はライトをフレームに固定して運用してて、ハンドルかフロントフォーク辺りにもう一つ付けてみたいと前から思いながら丁度いいものを探していたのだが、これは強力な候補になった。

ライトは他にも候補を見つけた。バッテリーもLEDも性能が上がって、スリムで明るいライトが増えたという実感。

 

 

出展を見送った大手に変わって、中国/台湾のパーツメーカーが台頭してきたな、と言う印象を強めたが収穫の多いイベントになった。

*1:1~8でやってた頃

*2:過去記事参照

*3:上位かもしれない